内容説明
江戸の時代から連綿と女たちによって一針一針受け継がれた小さな至宝。お細工物の世界が今ここに華ひらく。
目次
宝袋と福ねずみ
羽子板・折り鶴香袋
梅袋・うぐいす袋
梅琴爪入れ・笑い梅
糸雛・貝雛
桜袋
桜琴爪入れ
蝶琴爪入れ
夏椿香袋
ほおずき袋〔ほか〕
著者等紹介
渡辺八重子[ワタナベヤエコ]
昭和7年、東京・蔵前の生まれ。実家は大手運動具メーカー、一男六女の五番目。典型的な東京の商家で、着物文化の薫陶を存分に浴びて育つ。姉の幼なじみ、浅草の「駒形どぜう」本家長男に嫁ぐ。夫は大学教授。四十代のとき、お細工物の第一人者、故・望月葉瑠氏と出会い十三年間師事。後に工房「つれづれ」を開き、自ら蒐集した古布と、実家と婚家からゆずり受けた、あふれるような着物や帯などに囲まれ、「お細工物は手から手へ」の信念のもと、古布をつかった伝統的なお細工物の制作と伝承に努めている
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