内容説明
本書は、難解と思われている哲学を身近なものにして、その知恵を有効に活用する手立てを教えてくれる。
目次
プロローグ 生きるうえで哲学は本当に必要なのか
第1章 恋愛に悩んだ時に読む哲学
第2章 職場の人間関係で悩んだ時に読む哲学
第3章 仕事が嫌になった時に読む哲学
第4章 夫婦関係に悩んだ時に読む哲学
第5章 親子関係に悩んだ時に読む哲学
第6章 生きることが嫌になった時に読む哲学
エピローグ “哲学”することで楽に生きられる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いろは
13
この作品を読んだからと言って、解決にはならない。だけど、人生において、どうして哲学が大事なのか、ということを教えてくれているように感じる。生きるうえで、恋愛関係に悩んだ時、職場の人間関係に悩んだ時、仕事が嫌になった時、夫婦関係に悩んだ時、親子関係に悩んだ時、生きることが嫌になった時など。『哲学することで楽に生きられる』とまではいかないけども、ちょっと本を読んだりして考え抜く余裕を持った方が、楽に生きられると思う。物語のように読めたりするので、ちょっと読んでみるにはオススメ。哲学を知らなくても割と楽しめる。2017/11/06
澄
5
社会人になりたての頃に購入した本。押入れ奥から出てきたので再読。 哲学の入門書として読みやすい内容。
まー
0
★★★★☆ 【概要】 恋愛、仕事、家族、生きること、色々な壁にぶつかった時に哲学をする本。 【感想】 哲学書ということで、全体的に若干難しくて読みにくい。 でも内容は面白くて引き込まれます。 いろんな分類に対して書いてあるので、色々考えてみたい人におすすめ。 【印象に残ったこと】 <恋愛編> ・デカルトの「我思う、ゆえに我あり」という言葉を恋愛で考えると、 「わたしはあの人を想うゆえにわたしがあるのだ」。 #素敵な言葉だよねえ。 元の言葉がどうやって出てきたか知ってると、さらに素敵に思える。 (2014/11/01
Arowana
0
とても味わい深い経験談で理論解説書ではなかなか得られない感動があるので、おすすめしたい。 「わたしは大学で哲学を学んだが、その時は正直言ってさっぱり哲学というものを理解することができなかった。だから、自分がこのような哲学の入門書を書くことになろうとは夢にも思っていなかった。もちろん今でも十分理解しているとは言えない。しかし、長い間かかって哲学に親しんでいくうちに、哲学はその外見の難解さとは裏腹に、ナイーブで人間味のある血のかよった思索であることを知った。それはこんこんと湧き出る生命の泉のようであった。」 2012/05/26
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