内容説明
ニキシュの時代に始まったベルリン・フィルのレコード録音は、フルトヴェングラーからカラヤン、アバドなどを経て現在のラトルに至るまで、歴台常任指揮者によって膨大な数にのぼる。その多くはCD化されて今なお私たちの耳を魅了してやまない。加えてこのオーケストラに多大な影響を与えた多彩な客演指揮者陣が残したCDを加えて、今日世界に冠たるオーケストラに到達したベルリン・フィルの魅力を探るファン待望の書。
目次
序章 草創期のベルリン・フィルハーモニー
第1章 常任指揮者(アルトゥール・ニキシュ―1855~1922;ヴィルヘルム・フルトヴェングラー―1886~1954;レオ・ボルヒャルト―1899~1945;セルジュ・チェリビダッケ―1912~1996;ヘルベルト・フォン・カラヤン―1908~1989;クラウディオ・アバド―1933~;サイモン・ラトル―1955~)
第2章 客演指揮者(第二次大戦までの指揮者;第二次大戦前後の指揮者;現代のマエストロ;一期一会の指揮者;その他の指揮者)
著者等紹介
野崎正俊[ノザキマサトシ]
1937年東京に生まれる。1960年東京大学経済学部卒業。西洋音楽史を野村良雄氏に学び、在学中からコーラス活動とともに音楽執筆活動を始める。後に日本古代史を修め、2000年学習院大学文学部史学科卒業。演奏会評、CD評をはじめ、読売日本交響楽団、札幌交響楽団の定期演奏会など内外コンサートやオペラのプログラムに執筆。音楽ソフトの制作や音楽著作権の業務にも携わった。尚美学園講師として音楽史を受け持ったことがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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