内容説明
音楽家のエピソードの集大成を一冊に収録。
目次
音楽誕生のお話
作曲家物語(ヘンデルとスカルラッティの試合;バッハの〈平均律ピアノ曲集〉は旧約聖書である;ハイドン・交響曲第九四番「驚愕」―フォルテで気絶した貴婦人;モーツァルト―キューピッドの2本の矢;ベートーヴェンのボンからウィーンまで;アメリカへ亡命しようとしたショパン;ブラームスの引用句集;ワーグナーの生い立ち―カツレツ騒動 ほか)
名曲はこうして生まれた〈名曲異聞〉(タルティーニ「悪魔のトリル」は精神分裂病の幻想?;ハイドンの「告別交響曲」は宮廷楽団のデモである;ベートーヴェンの「英雄」を「恋愛交響曲」と訳したいわれ;ピアノとヴァイオリン、2つの二長調の協奏曲―ブロイニング夫妻に献呈;トルストイと蒙古人を苛立たせた「クロイツェル・ソナタ」;メンデルスゾーン「春の歌」―題名は誰がつけたか? ほか)
作曲家はこのように指揮した(カツラをかぶり座って指揮した時代;フランス・ドイツの名指揮者物語;マンハイム楽派のオーケストラの配列;リハーサルの繰り返しで団員はギャラ2倍のグルック;オーケストラに背を向けて指揮したウェーバー ほか)