内容説明
著者が主宰している「井上昇の椅子塾」での10年間にわたる椅子づくりの経験のなかから、分かり易く、誰でも椅子が設計できるよう要点をまとめた。前半の学習編に加え、後半の椅子製作編では椅子塾の最初の5年間における、椅子塾生50名の作品をまとめた。
目次
椅子の歴史(椅子のデザインには歴史がある;モダンデザインの歴史)
椅子の人間工学(椅子の人間工学「理論編」;椅子のプロトタイプ ほか)
椅子の図面(椅子の図面作成の意味;原寸図をかく ほか)
椅子の意匠登録をする(椅子の意匠登録の意味;個人でできる意匠登録の仕方 ほか)
椅子の材料(椅子を何で作るか)
椅子塾生の椅子
著者等紹介
井上昇[イノウエノボル]
1944年福岡生まれ。武蔵野美術大学、(株)岡村製作所開発部を経て、米国・ミシガン州Cranbrook Academy of Arts(大学院・修士)卒。(株)いのうえアソシエーツ代表取締役。イトーキ・サクラルチェア(1998年「発明賞」社団法人・発明協会)、アペーラチェア(2000年)、天童木工の椅子他、椅子のデザイン多数。東京都庁、第2庁舎でつかわれている7036台の事務用椅子など総数で400万台をこえる実績を持つ。1999年~「井上昇の椅子塾」主宰。232人が修了。「ライフワークとしての椅子デザイン」で2000年度JID賞、業績賞受賞。「井上昇の椅子塾」で2度目の、2006年度JID賞業績賞受賞。最近はデザイナーズブランド「AWAZAシリーズ」で販売に参入。日本インテリアデザイナー協会会員。弓道4段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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