内容説明
アンダルシアの歴史・文化・建築;ウベダ、バエサ;アンドゥハ;コルドバ;セビリア;ヘレス・デ・ラ・フロンテラ;サンルカ・デ・バラメダ;アルコス・デ・ラ・フロンテラ;グラナダ;パティオの起源;アンダルシアのパティオ構築;庭のシンボリズム;東西中庭比較考;パティオ巡礼
目次
91.11.25
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本の紙魚
1
どこかでレビューを見て、気になって図書館で借り、じっくりページをめくりながら何度も読みたくて、やっぱり自分で買った。花と植木鉢の置かれたスペインの中庭。強い日差しとくっきりとした影。薄暗い屋敷の中には調度品にシェスタのソファー。様々な文化が混じった建築様式。今ではホテルや公共施設として使用している邸宅から、個人の持ち物の豪邸に普通の生活の人々のこじんまりしたパティオ。巻末でポンペイの古代ローマ時代の屋敷跡について触れていた。タイムスリップして古代の庭を訪問するくだり、ゴーチェの「ポンペイ夜話」を思い出す。2022/11/08
hanaka
0
タイトル通り魅惑する空間である。しかし小宇宙とは趣を異にするように思われる。あくまで閉じられた空間での造形美なのだ。といいつついろいろ夢想できる楽しいカラー本。2012/03/17