内容説明
さちの家に、アイがきたのは、三月でした。それまで、父さん、母さん、豪兄ちゃん、さちの家族に、アイが加わったのです。アイは、ペットじゃありません。家族の一員なのです。アイがきたのは、三月、冬休みになるころ、母さんが体調をくずしたのです。お医者さんは、喘息で、動物アレルギー、アイの毛が原因だといいます。母さんとアイ、どちらも、大事な家族です。動物と生活するとき、あなたの家だったら、どうしますか?さちの家では…。小学生高学年から。
著者等紹介
古田節子[フルタセツコ]
群馬県前橋市に生まれる。県立前橋女子高校卒業。日本女子大学児童学科卒業。山室静氏に師事。同郷の詩人、おのちゅうこう氏に出会い、本格的に童話を書きはじめる。雑誌『児童文芸』や地域の情報誌などに作品を発表。日本児童文芸家協会・会員。同協会、流山支部『かざぐるまの会』同人。「タラの木文学会」所属
高橋宏幸[タカハシヒロユキ]
1923年、秋田県に生まれる。長年、児童図書の編集にたずさわったのち、創作活動にはいる。文・絵・実作指導と幅広く活躍。絵本は、『チロヌップのきつね』三部作(金の星社)をはじめ、百三十冊余り、児童文学は『オオカミ王ぎん星』(小峰書店、日本児童文芸家協会賞受賞)をはじめ五十冊余り、教養実用書は『世界でたった一冊の絵本づくり』(日貿出版社)をはじめ七冊刊行。第5代日本児童文芸家協会理事長を経て、現・同協会顧問。朝日カルチャーセンター絵本専任講師。賞・感謝状多数受賞
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