内容説明
五年生になる朝子と、一年生に入学する幸子のお母さんは、入院中です。お父さんは、隣村の小学校の先生です。家のことは、おばあさんがやっていますが、朝子も幸子も、手伝います。田植え、畑仕事、夏休みの水遊び、お祭りと、月日がたっても、お母さんの病気は、よくなりません。そればかりではありません。「朝ちゃんのかあちゃんは、肺病やから、あそばない」という友だちまで、でてきます。でも、そんな友だちばかりではありません。朝子は、立山連峰のふもと、富山平野に育なる。
著者等紹介
山本なおこ［ヤマモトナオコ］
１９４８年、富山県生まれ。現在小学校に勤務。詩を、詩誌『すふぃんくす』『ラルゴ』および子どもと詩文学会編『ぎんやんま』等に発表。童話を『日本児童文学』『親子読書』および『リード』等に発表する。現在、詩誌『蝸牛』『おりおん』同人。日本児童文学者協会会員
安和子［ヤスカズコ］
１９３３年東京で生まれる。１９５６年女子美術大学卒業、童画を描きはじめる。１９８３年『ころころこぐま』（童心社）五山賞奨励賞、１９８８年『だれかさんてだあれ』（童心社）五山賞を受賞。児童出版美術家連盟、美術家平和会議、子どもの文化研究所、目黒子ども劇場会員
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