内容説明
今まで誰も書かなかった博物館・美術館のウラ・オモテ第2弾!美術館学芸員としての長いキャリアを持つ筆者が再び書き下ろすこの一冊!知れば知るほどおもしろい日本のミュージアム事情を徹底解明します。
目次
1章 運営(公立博物館は、どうして入館料を取っているのですか?;博物館・美術館では、入館料などの収入は、運営費の何割になるのですか? ほか)
2章 展覧会・展示(企画展の準備に何年くらいかかりますか?;展覧会は、終了近くになると混むのですか? ほか)
3章 学芸員(学芸員に採用されるためには、何を勉強したらよいのですか?;学芸員に女性は多いのですか? ほか)
4章 資料・作品(「博物館資料」とは、何ですか?;美術品は素手で扱ってもよいのですか? ほか)
5章 法令(博物館法とは、どのようなものですか?;博物館の設置条例とは、何ですか?)
著者等紹介
清水久夫[シミズヒサオ]
1949年(昭和24)、東京に生まれる。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。日本学術振興会奨励研究員、法政大学非常勤講師を経て、世田谷区総務部美術館建設準備室学芸員となる。世田谷美術館開館後は、学芸部教育普及課長、資料調査課長等を勤める。現在、世田谷区立郷土資料館館長、埼玉大学教養学部非常勤講師、明星大学日本文化学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっちゃん
1
ちょっとした疑問から少し難しい疑問まで、深く掘り下げて解説されているので分かりやすい。絵の見方を野球に例えているのが面白かった。ルールを知ればもっと楽しく鑑賞できる。そのために必要なのが学芸員という存在だと感じた。2014/10/15
Yoshitsugu Kaji
0
前書に続き、学芸員のかなりホンネが書かれている。たぶん多くの学芸員が言いたいことを明文化し、代弁してくれているのでは?なぜ自治体が博物館を運営するか?や、学芸員は研究者なのですか?など、通常の書籍でタテマエが語られがちな所にも、現場の声が反映された論述がされている。 やはり美術館がメインの話ではあるが、勉強になります。 2013/07/22