内容説明
急激な時代の流れの中で、未だ伝統的な生業・生活の残る四川は三国志の蜀として知られ、また、考古遺跡が多いことでも知られている。本書は中国と日本の研究者が共同で行なう、四川の考古に関する未発表原稿を含む最新の研究報告であり、考古、民俗研究に必須の書である。
目次
第1章 蜀と〓の間の考古学―考古学から見た古代西南中国
第2章 金沙江中流域における考古学文化
第3章 塩源および濾沽湖地方における民族変遷
第4章 四川西南部地方伝統生産工具採訪手記
第5章 濾沽湖における稗栽培の歴史的位置
第6章 羌族の生活空間と食文化
民具抄録