内容説明
盃状穴をめぐる問題は、考古学の立場からも、民俗学・民族学の立場からも、アプローチを必要とする問題であろうと考えている。そればかりでなく、文献史学的にも探りをいれたいものである。盃状穴研究10年の成果。
目次
1 呪術的象徴の意味を探る(盃状穴の系統とその象徴的意味;盃状穴覚え書;弥生社会の性的シンボル;水蝕呪石と盃状穴)
2 模索・展望・発見(盃状穴と岩刻画;盃状穴考;盃状穴と古代祭祀;盃状穴と道教の干支信仰)
3 事例報告(神田山石棺と山口盆地の盃状穴;広島県蒲刈町の盃状穴;さいとくさん;呉市で確認された盃状穴の習俗終焉と変型盃状穴)
4 周辺世界にかえりみる(韓半島先史時代の「性穴」考;インドネシアの遺跡で見た再生・子授け祈願跡;パレスチナ先史文化におけるカップマーク)