内容説明
心理的事実に関する個々の研究は最後の目標として人格の解明に向かっている。しかし、人格は心理学研究の目標であるばかりでなく、これは正に心理学の出発点とならなくてはならない。
目次
はしがき 科学としての人格学
第1章 全体性と深さ(人格の全体性;人格の深さ)
第2章 現出と埋伏(概説;形態と非形態(素質)
発達と発達段階
深さと成層)
第3章 意義と解釈(意義;解釈)
第4章 人格的世界(緒言;環境の機能;環境の意義内容;先世界と後世界;場面;展望)
第5章 人格的次元(人格の基本次元;自人格の空間性と時間性;外界への次元拡張;次元の中心変更;世界延長の全容)
解説―訳者 長谷川貢(著者の経歴;著者の主要著作;シュテルン人格学の概要)