内容説明
広い世界を見るため、故郷愛媛を旅立ったデブ猫のマルは、神戸に向かう船の中で一人の少女と出会う。「私、あなたによく似たネコを知ってるの」。少女の願いをかなえるため、マルが兵庫五国を駆け巡る。愛と希望の物語、兵庫に上陸！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
47
デブ猫ちゃんのマルが愛媛を出てなんと兵庫県へ。全国制覇する気かな？城崎温泉で熱そうな温泉に入っていたのが笑えます。兵庫県民の方は楽しめると思います。2023/05/05
ゆっき
27
シリーズ第4弾。広い世界を見たいデブ猫マルの大冒険。故郷愛媛を旅立ち兵庫へ。船の中で出会った桜子の願いを叶えるための旅。播州織のストールを巻くマルがカッコいい。「みんなが仲良くなれますように！みんな笑って暮らせますように！」と願うマルは本当に素敵。知られざる兵庫の魅力が満載でマルと一緒に旅を楽しんだ幸せな気分です。あったかくてほっこりする、かのうかりんさんの絵も大好き。次の冒険も待ち遠しいです。2023/06/09
今庄和恵＠マチカドホケン室コネクトロン
17
愛媛新聞で連載されたデブ猫ちゃんシリーズの兵庫編。「文学のまちづくりを目的に２０年後の成人式に出る愛媛の若者が全員知っている物語を作る」というコンセプトだそうで、それを知らずに兵庫編を手にとったためか、観光案内？意図はなに？としばし悩んだ。確かにこれを読めば、地元への理解と愛は深まるだろう。2024/11/09
ころちくわ
16
愛媛から船で神戸に着いたマル。船で知り合った桜子からネコのコザクラ探しを頼まれて城崎を目指し、兵庫五国を巡る。途中、赤穂ニャン士の仲間に入れられるが、「争いなんてくだらない。人間じゃあるまいし」と、吉良コウズケニャスケを許してあげる。人間は罪深い。最後に「震災編」があって、1.17を忘れてはいけないと思った。2024/09/20
かんたあびれ
7
子ども向けと言うより大人向け絵本なのかな？主人公のマルが兵庫を旅する話。兵庫のいろんな土地が出てきて楽しい。何よりイラストのマルが可愛い。お腹触りたい。絵本にしては字が多いと思ったら新聞連載。初読みでしたが、この話よりも前にマルが愛媛にいた話があるらしい。愛媛新聞の後に神戸新聞の連載になりマルが愛媛から兵庫に来たと。面白い企画！他の新聞にもどんどん広がらないかなぁ。2024/03/05
