内容説明
「年間60日は京都にいるかなぁ。軽めに5泊だけの時もあれば2週間いる時もある。仕事じゃないよ?京都でひとり飲み遊ぶタダの旅人です。それまで仕事を頑張ってきた自分への、いまはご褒美期間なんだ」。俳優・角野卓造の京都ひとり酒場旅。
目次
神馬(千本中立売)
魚とお酒ごとし(烏丸御池)
蛸八(新京極)
祇園河道(祇園四条)
食堂おがわ(四条河原町)
喜幸(四条河原町)
御食事処乃福松(烏丸御池)
京極スタンド(新京極)
祇園大渡(祇園四条)
にしきの千松(四条烏丸)〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
50
お客様を楽しむ京都。そう、あの街は、客でさえあれば最上の扱いを受けます。角野さんは、自然体で群れることなく、真っ正面から料理人と酒と店に向き合います。大人の嗜み。よいですね。2019/04/18
keith
27
京都が大好きで、年に60日は滞在するという角野さんの京都居酒屋探訪記です。京都と言うだけで敷居が高そうに思えますが、そこは角野さん、すっかり馴染んでました。2018/08/03
まま
22
エッセイかと思ったら実際の美味しいお店の探訪記だった。角野さん凄いグルメ。そりゃそうか、撮影所通ってうん十年だろうし、なんか、食べてる姿までドラマみたいでした。2019/09/18
A.T
21
年間60日は一人酒を愉しむという、角野卓造さんオススメの京都居酒屋ガイド。一見さんお断り!の上級割烹でなくても、市井の居酒屋さえも繊細オツな酒肴が味わえる、らしい。一店だけだが、わたしも入ったことのあるお店がオススメされていた。しかも角野さんの目線も、わたしと一緒だった。これは嬉しい。ほかのお店もじゅうぶん期待できそう。2018/03/18
はなあぶ
10
年末、病院の待合室で手に取った本。お店のチョイスが大人の酒飲みにはたまらんええ店ぞろい。ただ美味しそうというだけでなく、おひとり様にも入りやすそうな雰囲気のよさげな店がずらり。知っている店もあったが、隠れた名店も多数。角野さんの表情が、料理や酒の旨さ、店の雰囲気の良さを、雄弁に語ってくれている。さすがは名脇役、でもこの本では主役か。いや、料理と酒と店を主役に、角野氏はやはり名脇役か。この本を片手に、京都一人旅をすれば、さぞかし心豊かに良い時間が過ごせることだろう。2020/01/13