京職人ブルース

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874354117
  • NDC分類 502.162
  • Cコード C0095

出版社内容情報

知られざる現代の京都職人ワールド見聞記。
京都1200年の歴史を支える職人の世界はとんでもエピソードの宝庫!人知を超えた技に驚き、命をかけた気合に泣き、根拠不明の伝承に笑う。現代まで脈々と受け継がれる京職人の驚くべき技術と伝統の、その知られざる世界に迫ります。

【著者紹介】
1977年京都府生まれ。おもに伝統工芸を対象とした取材・執筆活動をおこなう。ごくたまに伝統工芸関連の展覧会監修やコーディネートなども。著書に『京都職人』『京都老舗』(ともに共著・水曜社)など。京都造形芸術大学非常勤講師。ひそかなライフワークはスタンプ収集。

内容説明

1200年の都を支える職人世界はとんでもエピソードの宝庫だ!。

目次

第1章 暮らす(蒔絵師―絵筆はわくわく動物ランド;塗師1―海女の毛で塗れ!;塗師2―ホコリはダメ。ゼッタイ! ほか)
第2章 見る(木地師―思いやりの鉋300丁;指物師―糠に木釘;宮殿師―CAD不要、設計は“杖”1本 ほか)
第3章 装う(足袋職人―サイズは文でお願いします;友禅下絵師―絹のキャンバスの儚き名画;型友禅師―型紙1000枚のプライド ほか)

著者等紹介

米原有二[ヨネハラユウジ]
1977年京都府生まれ。おもに伝統工芸を対象とした取材・執筆活動をおこなう。ごくたまに伝統工芸関連の展覧会監修やコーディネートなども。京都造形芸術大学非常勤講師

堀道広[ホリミチヒロ]
1975年富山県生まれ。石川県立輪島漆芸技術研修所で漆工芸を学んだ「うるし漫画家」。「金継ぎ部」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

97
職人の技や仕事を知ることはなんとも面白い。そこに至るまでに費やした膨大な時間や経験、代々伝わる技法や道具は見るものを恍惚とさせる。2016/09/28

ふう

26
あとがきに、ノンフィクションとフィクションのちょうど真ん中の読み物とあるが、確かに米原さんの主観の面白さがこの本の値打ちかも。玄人ならありえない不躾な質問に苦笑しつつ答える職人さんの姿が浮かぶようで楽しい。10年経っても剥がれる=修復できる昔ながらの糊を使うかと思えばテフロン加工のフライパンやジップロックで作業効率を上げていたり、職人さんの今の姿が浮かんでくる。2023/11/23

かっぱ

13
真田紐と組紐。鎧紐に、地侍の集団だった源氏方は実用的な真田紐を、都で貴族化していた平家方は組紐を使っていたという。真田紐は伸縮しないので、合戦向き。これが、勝敗を分けた? 組紐師曰く、「戦には負けたけど、金銀糸を贅沢に使った組紐をまとった平家の武者はさぞきらびやかなもんやったでしょうな」と、現在の源平合戦を繰り広げる。しかし、京都にはこれだけたくさんの職人さんがいてるんだ。3月の伝統産業の日にはみやこめっせへ行こう。2013/07/28

ゆりこ

4
いろんな京職人のところに本気のブラリインタビュー。本当にいろいろ仕事がある…!ゆるく楽しく読みました。前にTVでビートたけしが職人技に対しては需要が減っても国がお金を出して、技術が残るようにしてくべきだと言っていたけど、ほんとにな!て思いました。 最後の漫画も楽しいです。2014/07/19

北之庄

3
先日やっとこさお邪魔した、朝来へ移転した「本おや」店主様ご推薦の一冊。知られざる京都職人の世界を、予想外の方向から切り取り、コンパクトに纏めている。文体は柔らかく関西ノリで描かれているものの、決しておふざけになっていないのは、彼らに対する興味関心とリスペクトが根底に流れていることが感じられるからだと思う。いっぷう変わった京洛指南書として、是非ぜひお薦めいたします。2022/08/11

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