共産主義黒書―犯罪・テロル・抑圧 コミンテルン・アジア篇

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  • サイズ A5判/ページ数 406p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784874300275
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

●戦争と革命の世紀であった二十世紀、共産主義による犠牲者は全世界で一億人を数え、ナチズムの犠牲者二五〇〇万人を上まわる。なぜナチズムが断罪され、共産主義はされないのか? 民族・人種によるジェノサイドと階級・思想によるジェノサイドはどこが違うのか。ロシア革命の世界革命化を狙ったコミンテルンと、中国6500万人、ベトナム100万、北朝鮮200万、カンボジア200万人など人類未曾有の犠牲者を生み出したアジア共産主義の現実●暴力・抑圧・テロルを軸に豊富な資料により、農民・知識人・共産党員・軍人などが、いつ・どこで・何人犠牲になったかを丹念克明に記録した驚愕の書。

〈目 次〉抜粋

第一部 世界革命・内戦・テロル

内容説明

ロシア革命の世界革命化を狙ったコミンテルンと、人類史上未曾有の犠牲者を生み出したアジア共産主義の現実。ナチズムの犠牲者約2500万人に対し、共産主義により殺された人数は、ソ連2000万、中国6500万、ベトナム100万、北朝鮮200万、カンボシア200万、東欧100万、ラテン・アメリカ15万、アフリカ170万、アフガニスタン150万を数え、合計は1億人に近い。民族・人種によるジェノサイドとイデオロギーによるジェノサイドはどこが違うのか。なぜ、共産主義は今日まで弾劾されずにいるのか?

目次

第1部 世界革命・内戦・テロル(行動に移ったコミンテルン;スペインへ伸びたNKVD(内務人民委員部)の影)
第2部 アジアの共産主義―「再教育」と虐殺のあいだ(中国―夜のなかへの長征;北朝鮮・ベトナム・ラオス―竜を産み落としたもの;カンボジア―目をおおうばかりの犯罪の国で;結論)
なぜだったのか?

著者等紹介

高橋武智[タカハシタケトモ]
1935年、東京生まれ。東京大学大学院で18世紀フランス思想・文学を専攻。立教大学助教授を経て、翻訳家、スロベニア・リュブリャナ大学文学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

3
資本主義社会に安住しながら共産主義・社会主義を信奉する教育界・マスコミ関係者は是非この書を読んで頂きたい。そして彼らが信じる正義による吊るし上げ人民裁判を止めるべきである。「左翼のクソども」って言われた人達である。2013/06/22

Yoshika Komatsu

1
■共産主義のエグさは筆舌に尽くし難い。 ■アジア型の共産主義は欧州型と違って独特な残虐性を持って発展。 ■中国共産党の毛沢東の引き起こした大虐殺や洗脳の手口等、収容された外国人の証言などが詳述されている。 ■かつての宗主国フランス人の著者の立場からか、ラオス等の記述は、ざっくりしすぎている。2020/03/20

Hiroshi Higashino

1
かなりとばして読んでみたけど、なんだか疲れた. 共産主義だとか、ファシズムという政治体制がどうというより、その行動にいたる個人の資質であるとか、そのような行動が集団となり反論を許さない風潮が現れてくるところなどが、現在も変わらずにあることが恐ろしいと思った.2019/09/23

Arte

1
ソ連篇と違い、やや読みにくかったのは訳者の違いか、コミンテルンとスペインの章がややこしいせいか。中国の弾圧が教育的側面により重きを置いているが、オンカーはひたすら暴力を振るったらしい。情報もそうなかったであろう北朝鮮やラオスについても触れられている。共産主義が暴力的傾向を示すのは、ブルジョアから強制的に権力を奪うという前提があるから、というのにも納得がいった。なぜ昔の人はあれほど共産主義を恐れたのか、という、日本共産党しか知らない世代の素朴な疑問の答えとして最適。残りのポーランド&南米篇も出して欲しいな。2016/10/26

saboten

1
昔からこうだったんだなと確認。2013/02/20

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