目次
第1章 決定木分析―主語の有生性と動詞の自他性の関係
第2章 分類木分析―マレーシア人日本語学習者のスピーチレベルシフト
第3章 回帰木分析―行為要求表現における丁寧度の変化
第4章 回帰木分析―中国人日本語学習者による間接発話の理解
第5章 分類木分析―山口方言話者のアクセントにおける世代間の変化
第6章 分類木分析―中国人および韓国人日本語学習者の連濁の習得
第7章 分類木分析―絵本にみる疑問詞の習得順序
第8章 分類木分析―副詞と共起する接続助詞の文中・文末の出現頻度
第9章 分類木分析と回帰木分析―中国人日本語学習者による精神動詞および物理動詞の二格とヲ格の付与
第10章 回帰木分析―中国人日本語学習者の助言の難しさを決める諸要因
著者等紹介
玉岡賀津雄[タマオカカツオ]
1955年9月26日生。湖南大学外国語学院・兼任教授。名古屋大学大学院人文学研究科・名誉教授。1955年に愛媛県喜多郡内子町で生まれる。内子小学校、内子中学校、内子高校を経て、愛媛大学教育学部へ入学する。1983年に、広島大学大学院教育学研究科で修士号を取得する。その後、カナダ、サスカチュワン大学大学院で、1986年に修士号、1990年に学術博士(Ph.D.)を取得する。これ以降は、心理言語学者として、言語の認知処理の研究に専念する。1990年から1998年まで松山大学の講師・助教授となる。1998年から2008年まで広島大学留学生センターの助教授・教授、2008年から2009年まで麗澤大学の教授を経て、2009年より名古屋大学大学院国際言語文化研究科の教授になり、2021年3月末日で退職する。2021年4月より名古屋大学大学院人文学研究科の名誉教授、2021年9月より中国の湖南省長沙市にある湖南大学外国語学院の兼任教授となる。言語心理学者として語彙の音韻・書字・意味・統語情報、句および文構造などの言語処理に関して、母語話者(L1)および第二言語話者(L2)を対象に広範囲の研究を行っている。Writing Systems Research(Oxford University Press)およびMental Lexicon(John Benjamin)の編集委員会の委員、Human Behaviour and Brain(International Society of Neuroscience)の編集委員会の3名の副編集長の1人。2022年4月1日より、小出記念日本語教育学会の会長に就任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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