内容説明
事象をどのように言語化するのか―母語が第二言語習得に与える影響とは?学習者共通の言語化傾向とは?第二言語としての日本語・英語・ハンガリー語の学習者がどのように事物の移動を表現するのか、詳しく考察する。認知言語学的な言語類型論に基づいた研究。ビデオ映像を用いた言語産出実験で得られたデータからの検証。母語話者と第二言語話者の言語表現に関する多元的比較。
目次
第1章 序論
第2章 移動表現の類型論とその研究方法
第3章 調査方法と日本語・英語・ハンガリー語母語話者の移動表現
第4章 日本語母語話者の英語移動表現
第5章 日本語母語話者のハンガリー語移動表現
第6章 英語母語話者・ハンガリー語母語話者の日本語移動表現
第7章 多元的比較
第8章 総括と言語教育への応用
著者等紹介
吉成祐子[ヨシナリユウコ]
神戸大学大学院博士課程修了(2008)。博士(学術)。現在、岐阜大学日本語・日本文化教育センター准教授
眞野美穂[マノミホ]
神戸大学大学院博士課程修了(2005)。博士(学術)。現在、鳴門教育大学大学院学校教育研究科准教授
江口清子[エグチキヨコ]
神戸大学大学院博士課程修了(2007)。博士(学術)。現在、宮崎大学国際連携センター客員研究員
松本曜[マツモトヨウ]
スタンフォード大学言語学科博士課程修了(1992)。PhD(言語学)。現在、国立国語研究所理論・対照研究領域教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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