内容説明
需要の高まりを見せる日本語教育界の現状は、手放しでは喜べない。それはなぜか。日本語教師は職業として成り立つのか。日本語教育の専門性をどう守ればよいのか。実現可能な政策を提案するためにどんな研究をしたらよいか。「やさしい日本語」がなぜ必要なのか。英語教育からはどう政策に働きかけているのか。
目次
はじめに―動いている外国人受け入れ政策(二〇一八年問題と二〇二五年問題;グローバル人材の獲得 ほか)
第1章 職業としての日本語教師―「奨学金返済ができないから夢をあきらめます」から考える(現況―日本語教師の「売り手市場」と若者の日本語教育離れ;労働条件・労働環境の不安定さ ほか)
第2章 学習者の変化に対応しポストを守るための留学生日本語教育と“やさしい日本語”(留学生日本語教育を取り巻く環境の変化;“やさしい日本語”について ほか)
第3章 ポリティクスの研究で考慮すべきこと―複合的合理性・実態調査・有効性研究(複層的な合理性;「実態」の理解の仕方 ほか)
まとめに代えて―政策を動かす日本語教育のために(明らかになった「特定技能」の運用方針;「日本語能力判定テスト(仮称)」の準備 ほか)
著者等紹介
牲川波都季[セガワハズキ]
関西学院大学総合政策学部准教授
有田佳代子[アリタカヨコ]
新潟大学教育・学生支援機構グローバル教育センター准教授
庵功雄[イオリイサオ]
一橋大学国際教育交流センター教授。著書多数。日本語教育学会第10回日本語教育奨励賞受賞
寺沢拓敬[テラサワタクノリ]
関西学院大学社会学部准教授。日本教育社会学会第6回学術奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホシ
Nobu A