内容説明
本書は「認識的条件文」という条件文の下位カテゴリーから日本語条件表現の諸相をその歴史的変遷、地理的変異も含めて捉え直すことを目的に編まれたものである。
目次
第1部 現代日本語共通語・理論篇(日本語の条件文分類と認識的条件文の位置づけ;準体形式・断定辞の機能と条件文;条件接続形式「くらいなら」と認識的条件文)
第2部 中央語の歴史篇(古典日本語における認識的条件文;中央語におけるナラバ節の用法変化;「のなら」の成立―条件節における準体助詞)
第3部 地理的変異篇(認識的条件文の地理的変異の類型;九州・四国方言の認識的条件文―認識的条件文の分化の背景に関する一考察;東北方言の認識的条件文)
著者等紹介
有田節子[アリタセツコ]
京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。九州大学文学部助手、愛知教育大学教育学部助教授、大阪樟蔭女子大学学芸学部教授を経て、立命館大学大学院言語教育情報研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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