日本語教材研究の視点―新しい教材研究論の確立をめざして

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  • サイズ A5判/ページ数 233p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874247167
  • NDC分類 810.7
  • Cコード C3081

内容説明

日本語教材はどのように変遷してきたのか。日本語教材をどのような視点から分析できるのか。日本語教材はどのような環境で使われる/使われないのか。「教師」「教材」「学習者」の関係を考える。

目次

第1部 日本語教材の歴史(日本語教材の歴史的変遷;韓国の日本語教科書における記述内容の変遷)
第2部 日本語教材の分析(日本語教材研究の視座―日本語教材研究フレームワーク作成への試案;第二言語習得研究からみた教材;コーパスから見る日本語教科書)
第3部 日本語教材の使用(教員と教材の関係―医療福祉日本語の教材分析と評価を通じて;教材を使う授業の意義;日本語教師を取り巻くテクノロジーの変遷;「教科書で教える」とはどういうことか―これからの日本語教材研究)
解説 日本語教材目録データベース

著者等紹介

吉岡英幸[ヨシオカヒデユキ]
早稲田大学名誉教授。早稲田大学文学研究科修士課程修了。東京外国語大学付属日本語学校、早稲田大学日本語教育研究センター、早稲田大学大学院日本語教育研究科などを経て、早稲田大学を定年退職。研究分野は、日本語教材、日本語教育史

本田弘之[ホンダヒロユキ]
北陸先端科学技術大学院大学教授。早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了。早稲田大学卒業後、高校教諭を経て、青年海外協力隊に参加し日本語教育に携わる。研究分野は、日本語教育学、社会言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Nobu A

4
購入本を興味深く読了。日本語教材の歴史、分析、使用の3部構成で9本の論文を収録。仕事道具として毎日のように使っている教材。本著でも述べられているように「教材を教える」ではなく「教材で教える」努力を重ねてきた。教材と学習者をそれぞれ深く観察してきたつもりだが、教師を含めた3つの関係性という大事な視点からはあまり見たことがなかった。生物学から個体としてではなく、生物同士、あるいはそれらを取り巻く環境の間での相互作用を研究する生態学への派生の比喩がとても印象的。教材を新たな視点で見る時期に来ている。2017/06/20

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