内容説明
日本語文法を知らずして、英文法は語れない。英文法攻略のカギは、私たちのすぐ近くにあった!日本語の文法を通して英文法がわかり、英文法がわかることで日本語文法を改めて見直せる。一石二鳥の新しい文法書。言語学の入門書として、また、論文テーマの発掘にも。
目次
第1部 文の基本要素:文の骨格(動詞と助動詞;名詞と代名詞;格助詞と形容詞)
第2部 文の補助要素:文の筋肉(時制と相;疑問詞と副詞、そして終助詞;態と否定)
第3部 構文から見た日本語文法と英文法(単文レベルの構文;複文レベルの構文;関係節と関連構文;日英語構文のミスマッチ)
著者等紹介
畠山雄二[ハタケヤマユウジ]
1966年静岡県生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。現在、東京農工大学准教授。専門は理論言語学。ニコニコ生放送の「くろしおトークライブ」でパーソナリティを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
books
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いつものごとくまえがきとあとがきが笑える
yasukotta
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英語や日本語の基本的な知識があればあっという間に読了できるでしょう。見開き1ページの左側が日本語、右側が英語でコンパクトに説明され、内容は幅広く充実しています。特に興味深かったのは「カラ節・if節の曖昧性」(pp. 112-113)、「語順が厳しく制限される品詞」(pp. 120-121)、「動詞の形容詞的用法」(pp. 128-129)、「縮約」(pp. 190-191)です。「おすすめの本と論文」が各章の章末にあり、とても有益です。2020/11/30