出版社内容情報
国際化時代の日本語と文字を考える雑誌、『ことばと文字』の第3号。特集「世界の日本語教育を読む」。浜田盛男、近藤裕美子、阿部洋子、藤光由子、柴原智代、伊勢田涼子ほか、20以上の論考・エッセイを収録。
【特集 世界の日本語教育を読む】
特集に寄せて 異文化環境での日本語教育―日本語母語話者が海外で教える場合―
浜田盛男
ヨーロッパの多言語社会における日本語教育の意義―アイルランドの中等教育段階の日本語教育からの考察―
近藤裕美子
日本語を学ぶタイの高校生
阿部洋子
西オーストラリアの学校における日本語教育支援―現場からの報告―
藤光由子
ブラジルの日本語教育の今―日系社会との関連から― 柴原智代
インドの日本語教育
伊勢田涼子
韓国の日本語教育事情
林 敏夫
中国の日本語学習者を取り巻く環境と学習理由―急激な社会変化の中で―
松浦とも子
モスクワ JF日本語講座創成のころ
荒川友幸
どこまでも「熱い」エジプトの日本語学習者たち
村上吉文
一般の日本人でもできる日本語指導を
近藤正憲
サウジアラビアの日本語教育事情
佐藤 修
米国・エール大学における日本語教育
高取由紀
【海外在住子女の日本語教育 最新情報】
米国における継承日本語教育事情
岸本俊子
【研究最前線】
日本語教育の新たなツール「基本動詞ハンドブック」―オンライン辞書の1モデルの開発―
今村泰也
仮名はすべて同じように発音されるのか
玉岡賀津雄
【〈論考〉言語と言語教育】
重力下の縦書きと幻の皇国書式(上)
屋名池誠
沖縄の言語にみる言語史と文化
新里瑠美子