大人のためのビジネス英文法

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874246474
  • NDC分類 336.07
  • Cコード C1082

出版社内容情報

文法が必要なのが学校英語だけと思ったら大間違い。複雑なビジネス英語こそ文法知識で正確さと信頼性を高めよう。ジョブズ、オバマ、マララさん…著名人のスピーチやウェブニュースなど生の素材で文法を学び、情報収集力をアップ!

(著者あとがきより)
 皆さんは、何のために英語を勉強しているのだろうか。そして私のような英語教員は何のために英語を教えているのだろうか。答えは1つしかないと思う。より多くの、そしてより高品質の情報を収集するためである。
 情報収集のノウハウが身につかない英語の勉強や英語の授業は意味がないと思う。また、中途半端な英語力しかないためにちゃんと情報収集ができないようなら、英語は読まない方がいいとも思っている。実害の方がはるかに多いからだ。
 私の英語の授業では、英語を教えているというよりは、英語を使っていかに情報と付き合っていったらいいかを教えている。私が学生に英語を教えてやる目的、それは、学生の情報収集能力をアップさせてやること、ただそれだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。(中略)
 私が英語の授業で教えることというと、情報収集に役立つ英文法ということになる。また、扱う記事にしても、情報収集に直結し、しかも英語の「今」を感じてもらえるものということで、時事的なものか科学的なものに限られる。
 本書は、情報収集のために役立つ英文法をまとめたものとなっている。よって、本書の対象者は社会人となるが、学生や英語教師が読んでもいろいろ得るものがあるかと思う。とくに、受験英語と時事英語(ビジネス英語)のギャップであるとか、生の英語をちゃんと読むことの難しさを感じてもらえるのではないかと思う。

1 ビジネスも英語も文脈を読む力が大切
 前置詞の前後に文脈解読のヒントあり

2 「お願い」したはずが「命令」に!?
 ビジネスシーンで間違えると命取りなhave, get, make, let

3 「大事なことは‘最後’にいう」これが英語の新常識
 文末にひそむ重要なメッセージを見逃すな!

4 名詞もどきの隠れ動詞にだまされるな!
 ぞくぞく生まれる新語をキャッチアップ

5 予備知識を総動員して修飾関係を把握する
  過去分詞は近視、現在分詞は遠視

6 名文とキャッチコピーに見る英語の遊び心(1)
 商談相手のことばの端々にも隠れているかも

7 単なる数字データにホットな感情を込めるには?
 100しか? 100も? この表現で思いをアピール

8 命令文+andで英語も仕事も「為せば成る」
 バリエーション豊かな類似表現を自在に使いこなす

9 知りたい情報と言いたいことは最後にある
 文末に行くほど重要度は高く鮮度は新しい

10 その構文、書き換えてはいけない!
 似ていても違う。構文の数だけ意味・ニュアンスがある

11 誰でも知ってるand, but, orは頼れる助っ人
 「同じタイプどうしをつなぐ」で文の構造がわかる

12 副詞の割り込みで分裂・消滅した熟語を探せ
 形が崩れやすい「動詞+前置詞句」

13 「部分」vs.「全体」、「途中」vs.「完成」
 どちらも意味しうる特殊な動詞を使い分ける

14 ‘eat an apple’も‘eat apple’も両方OK
 でもニュアンスは大違い。冠詞の有無で何が変わる?

15 学校英語ではNGだが時事英語ではOKの上級表現
 分離不定詞をマスターして読み書きに幅をもたせる

16 生の英語に頻出する「主節の挿入句化」
 主節を脇役に、従属節を主役に

17 クセモノ、でも意外に使えるthere構文
 知りたい情報なら、固有名詞だってOK

18 時事英語に頻出する「長い主語」にビビらない!
 英文解釈でまずすべきこと、それは主語探し

19 長文に隠れているホンモノの主語と動詞を探せ
 文の構造を捉え直して袋小路から脱出する

20 進行形に込められた発信者の感情を読みとれ
 進行形は単に進行だけを表すわけではない

21 否定語が文頭にあっても否定文とは限らない
 倒置があれば否定、なければ肯定

22 日本語になじみがない変則的な厄介ルール
 時制の一致・不一致に込められた意味

23 前後関係を正確に把握したいnot ○○ until △△
 notがあっても意味上は否定ではない

24 構文本来の意味を知ってはじめて意味・ニュアンスが理解できる
 「the+比較級,the+比較級」本来は「話題提供」

25 原則通りの形とは限らない英語の構文(1)
 「so~that構文」の変化球に惑わされるな

26 名文とキャッチコピーに見る英語の遊び心(2)
 あえてルールを破ることでクールな表現に変身

27 ネタふりのためなら語順の変更もOK
 話題化構文に込められたニュアンス

28 正反対の意味をもちうる否定文に注意
 Notがどこにかかるかが意味の分かれ目

29 原則通りの形とは限らない英語の構文(2)
 変幻自在の「not only~but also」の変化を見逃すな

30 エスプリが詰まった「究極の擬人化」文を味わう
 まるごと覚えてビジネスでも使ってみたい、生きた英語表現

31 バラエティ豊かな強調表現を使いこなす
 上手に使って表現にメリハリをつける

32 現在分詞か? 動名詞か? それが問題だ!
 ビジネス文書で避けて通れない厄介者の見分け方

33 トリッキーな独立分詞構文を読み解く
 原則から逸脱した文の意味を正確に把握する

34 「という」もwith、「さらに」もwith
 意味はさまざま、with付帯状況のwith

35 コンマやコロンの重要性は文法に勝るとも劣らない
 句読法までカバーしてやっと一人前

36 何通りにも訳せる「every」文に注意
 数量表現が2つ以上ある文

37 成功した暁に謝辞のスピーチで使いたい表現
 「あなたの協力がなければ、この成功はなかった」

38 ハイフンをバカにする者はハイフンに泣く
 ハイフンから読み解く文法関係

39 たかが代名詞、されど代名詞
 selfの有無で、指せるものが大きく変わる

40 同じ副詞で置く場所によって意味が違う
 2つの副詞「文副詞」と「述部副詞」を見分ける

41 ちょっと変わった関係副詞Howを攻略するway(方法)
 先行詞the wayと関係副詞how、どちらかでOK

42 代名詞の指す内容の把握が文章全体の理解に不可欠
 代名詞はある名詞の代わりになっている

43 論理的必然性を表す「つなぎ語」を見落とすな!
 1つ加えるだけで意味が大きく変わるつなぎ語「then」

44 唯一無二の表現には不定詞を使うのが原則
 宣伝文やスピーチにも盛り込みたい

45 前にあるものだけ指せる「that」、後ろのものも指せる「this」
 thisが出てきたら後ろの方も見てみよう

46 熟語を単語に分解すると熟語の本質が見えてくる
 「nothing but」は「nothing」+「but」

【著者からのコメント】
(まえがきより)
これまで私はかなりの数の英文法の本を手がけてきた。どの本もそれなりに好評で出版社に迷惑をかけないほどには売れているようだ。どの本にも共通する点がある。それは解説が充実しているということだ。私の単著であれ、私が編集したものであれ、執筆しているのは英語学のプロ中のプロである。だからこそ、腕を振るってたっぷり解説してもらっている。私は何も間違ったことはしていない。が、北野武の映画を見ていてあることを思った。
 私はたけしを崇拝する。ハッキリ言ってたけし信者なところがある。たけしほど才能がある人はいないと思っている。そんな崇め奉るたけしの映画は全部見ている。たけしの映画は、他の監督の映画と違って、説明的でない。インパクトのある映像と音にすべてを語らせる手法をとっている。ある意味、見る者に解釈を任せ、見る者との信頼関係の上に成立する映画であるともいえる。
 たけしの映画のような英文法の本があったっていいじゃないか。説明が少なく、インパクトの強い例文があるだけで、わかる人だけがわかる、そんな読者との信頼関係の上に成り立つ英文法の本があったっていいじゃないか。そんな思いがずっとあった。そして、その思いがついに形になった。 
 本書は、たとえるのもおこがましいが、たけしの映画のような英文法の本だと思っている。例文に語らせ執筆者である私は極力語らないようにしている。私にしてはめずらしく口数の少ない本に仕上がっている。英文法の本は、原則、例文よりも地の文の解説の方が大事である。しかし、この本は例外で、私の説明文より例文の方がはるかに重要である。例文をしっかり読み、その例文から文法を感じとり、そして文法を学びとってほしいと思う。
 例文はどれも生の英語で、生の英語であるがゆえに手強いが、そこに文法が息づいているのを十分感じとってもらえるかと思う。この手の生の英語に慣れていない人には例文がかなり難しく感じられるであろう。そのような人は、意訳を手がかりになんとか意味をとってもらえればと思う。そして、地の文で解説されている文法事項を例文で確認してもらいたい。
 英語をいちから学び直したいという人には本書は向いていない。ある程度英語を勉強してきてワンランク上を目指している人に向いている。受験英語のその向こう側にある英文法の世界を覗いてみたい人に本書は向いている。生の英語を前に挫折し、生きた英語をどう攻略したらいいのかわからない人、そんな人に本書は向いている。
 本書を機に、少しでも時事的な英語が読めるようになり、英文法にさらに関心をもってもらえるようになればこれ幸いである。

【編集者からのコメント】
これまで、ビジネス英語の本といえば、会話やロールプレイ中心のものが数多く出ていますが、文法の本はあまり見かけませんでした。しかし、学校英語や受験英語よりもさらに複雑で応用性が高いビジネス英語こそ、実は文法をマスターすることが求められると著者は力説します。素材となっている英文は、すべて、ウェブニュースや著名人のスピーチなどがもとになっており、いわば生きた素材で文法を学べる、新しいタイプの本です。英語が必要な働く大人の皆さん、急がば回れ、で文法をマスターしてみませんか。

【著者紹介】
畠山 雄二(はたけやま・ゆうじ)
1966年静岡県生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。現在、東京農工大学 准教授。専門は理論言語学。著書に『情報科学のための自然言語学入門:ことばで探る脳のしくみ』(丸善出版)、『ことばを科学する:理論言語学の基礎講義』(鳳書房)、『情報科学のための理論言語学入門:脳内文法のしくみを探る』(丸善出版)『理工系のための英文記事の読み方』(東京図書)、『英語の構造と移動現象:生成理論とその科学性』(鳳書房)、『科学英語読本:例文で学ぶ読解のコツ』(丸善出版)、『言語学の専門家が教える新しい英文法:あなたの知らない英文法の世界』(ベレ出版)、『科学英語の読み方:実際の科学記事で学ぶ読解のコツ』(丸善出版)、『科学英語を読みこなす:思考力も身につく英文記事読解テクニック』(丸善出版)、『理系の人はなぜ英語の上達が早いのか』(草思社)、『ことばの分析から学ぶ科学的思考法:理論言語学の考え方』(大修館書店)、『科学英語を読みとくテクニック:実際の英文記事でトレーニングする読解・分析・意訳』(丸善出版)がある。訳書に『うまい!と言われる科学論文の書き方:ジャーナルに受理される論文作成のコツ』(丸善出版)、『研究者のための上手なサイエンス・コミュニケーション』(東京図書)、『完璧!と言われる科学論文の書き方:筋道の通った読みやすい文章作成のコツ』(丸善出版)、『まずはココから! 科学論文の基礎知識』(丸善出版)、『大学生のための成功する勉強法:タイムマネジメントから論文作成まで』(丸善出版)、『成功する科学論文:構成・プレゼン編』(丸善出版)、『成功する科学論文:ライティング・投稿編』(丸善出版)、『おもしろいように伝わる!科学英語表現19のツボ』(丸善出版)、『テクニカル・ライティング必須ポイント50』(丸善出版)、『実験レポート作成法』(丸善出版)がある。編著書に『言語科学の百科事典』(丸善出版)、『日本語の教科書』(ベレ出版)、『理科実験で科学アタマをつくる』(ベレ出版)、『大学で教える英文法』(くろしお出版)、『くらべてわかる英文法』(くろしお出版)、『日英語の構文研究から探る理論言語学の可能性』(開拓社)、『書評から学ぶ理論言語学の最先端(上)(下)』(開拓社)、『数理言語学事典』(産業図書)、『ことばの本質に迫る理論言語学』(くろしお出版)、『ことばの仕組みから学ぶ 和文英訳のコツ』(開拓社)がある。また、ニコニコ生放送の「くろしおトークライブ」でパーソナリティを務めている。
・ホームページ:
http://www.shimonoseki-soft.com/‾hatayu/

内容説明

英文法は英文を読み解くための万能スパイス。ビジネス英語の信頼性は、正確な文法知識から。ジョブズ、オバマ、マララさん…著名人のスピーチやウェブニュースなど、生の素材で文法を身につけ、情報収集力をアップ!

目次

ビジネスも英語も文脈を読む力が大切―前置詞の前後に文脈解読のヒントあり
「お願い」したはずが「命令」に!?―ビジネスシーンで間違えると命取りなhave,get,make,let
「大事なことは‘最後’にいう」これが英語の新常識―文末にひそむ重要なメッセージを見逃すな!
名詞もどきの隠れ動詞にだまされるな!―ぞくぞく生まれる新語をキャッチアップ
予備知識を総動員して修飾関係を把握する―過去分詞は「近視」、現在分詞は「遠視」
名文とキャッチコピーに見る英語の遊び心(1)―商談相手のことばの端々にも隠れているかも
単なる数字データにホットな感情を込めるには?―100しか?100も?この表現で思いをアピール
命令文+andで英語も仕事も「為せば成る」―バリエーション豊かな類似表現を自在に使いこなす
知りたい情報と言いたいことは最後にある―文末に行くほど重要度は高く鮮度は新しい
その構文、書き換えてはいけない!―似ていても違う。構文の数だけ意味・ニュアンスがある〔ほか〕

著者等紹介

畠山雄二[ハタケヤマユウジ]
1966年静岡県生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。現在、東京農工大学准教授。専門は理論言語学。ニコニコ生放送の「くろしおトークライブ」でパーソナリティを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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