Frontier series<br> 日本語数量詞の諸相―数量詞は数を表すコトバか

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Frontier series
日本語数量詞の諸相―数量詞は数を表すコトバか

  • 岩田 一成【著】
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • くろしお出版(2013/11発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874246115
  • NDC分類 815
  • Cコード C3081

出版社内容情報

日本語数量詞について様々な資料から言語事実を収集し、どのような形式が存在するか、また各々どのような機能を担っているかを幅広く記述・考察する。加えてコーパスを利用した定量的な調査も行う。今後の数量詞研究の礎となる一冊。

まえがき

第1章 論を始めるに当たって
1. 本稿の進め方
2. 先行研究
3. 本稿出発点としてのNCQ型

第2章 QのNC型数量表現
1. 先行研究と本章の目的
2. QのNC型とNCQ型
3. 典型例の検証
4. 周辺的な例
5. 本章のまとめ
6. 本章に関する追加説明

第3章 NQC型数量表現
1. 先行研究と本章の目的
2. NQC型数量表現の特徴
3. 実例の分析
4. 数量詞の名詞性
5. NQC型とNCQ型
6. 本章のまとめ

第4章 NのQC型数量表現
1. 本章の目的と先行研究
2. NのQC型の数量表現
3. 日本語の連体修飾における意味構造とNのQC型
4. 考察
5. 内・外の関係と制限・非制限的連体修飾
6. 本章のまとめ

第5章 名詞句内数量詞の位置と意味
1. 名詞句内数量詞
2. 先行研究
3. 考察
4. 表現の使い分け
5. 本章のまとめ

第6章 述部型・デ格型数量表現
1. 本章の目的と分析対象
2. コーパス分析
3. 考察
4. 本章のまとめ

第7章 代名詞的用法

I部 日本語数量詞の代名詞的用法
1. はじめに
2. 数量詞代名詞的用法に関わる制約
3. 数量詞が代名詞的機能を持つプロセス
4. 人称代名詞と数量詞代名詞的用法
5. 本章I部のまとめ

II部 日本語数量詞の代名詞的用法と場指示語
1. はじめに
2. 指示詞による取り立て
3. 人称代名詞による取り立て
4. 「指示詞+名詞」について
5. 本章II部のまとめ

第8章 数詞‘一’に関する一考察
1. 数詞‘一’について
2. 先行研究と本章の目的
3. ‘一’と‘二以上’の違い
4. ‘一’の概念の成立
5. 考察
6. 追加例:数詞‘一’を含む熟語
7. 本章のまとめ

第9章 コーパスから見た各形式の出現頻度
1. 本章の目的と分析対象
2. コーパスデータ
3. メディア/ジャンルと数量表現
4. 語彙と数量表現
5. 本章のまとめと課題

第10章 結 論
1. 日本語数量詞の諸相:数量詞は数量を伝えるコトバか?
2. ポスト『現代日本語文法』世代の研究方法論について


謝 辞
フロンティアシリーズ刊行につきまして
用例出典
参考文献
索 引

【著者紹介】
岩田 一成(いわた かずなり)

1974年滋賀県彦根市生まれ
金沢大学文学部 卒業
大阪大学言語文化研究科博士前期・後期課程修了(博士号:言語文化学)
国際交流基金日本語国際センター専任講師を経て
現在,広島市立大学国際学部准教授。

主要論文
「日本語数量詞の代名詞的用法と場指示語」 〈『日本語文法』6巻1号 2006〉
「属性Qと日本語助数詞の体系」 〈『日本語文法』8巻1号 2008〉
「言語サービスにおける英語志向―「生活のための日本語:全国調査」結果と広島の事例から―」 〈『社会言語科学』13巻1号 2010〉
「数量表現における初級教材の「傾き」と使用実態」
〈『日本語教育文法のための多様なアプローチ』ひつじ書房 2011〉
「使役における初級教材の「偏り」と使用実態」 〈『日本語/日本語教育研究』3 2012〉

目次

第1章 論を始めるに当たって
第2章 QのNC型数量表現
第3章 NQC型数量表現
第4章 NのQC型数量表現
第5章 名詞句内数量詞の位置と意味
第6章 述部型・デ格型数量表現
第7章 代名詞的用法
第8章 数詞‘一’に関する一考察
第9章 コーパスから見た各形式の出現頻度
第10章 結論

著者等紹介

岩田一成[イワタカズナリ]
1974年滋賀県彦根市生まれ。金沢大学文学部卒業。大阪大学言語文化研究科博士前期・後期課程修了(博士号:言語文化学)。国際交流基金日本語国際センター専任講師を経て、広島市立大学国際学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。