出版社内容情報
チョウはどこで生まれるのか? 何を食べて育つのか? その生態を調べたり、体の変化を観察したりする方法など、身近なチョウのことが詳しく学べる一冊。幻の大蝶「ブータンシボリアゲハ」のイラストも初めて図鑑に登場!
幼虫からサナギの時期を経て、美しい成虫になるチョウ。自然環境の豊かな地域だけでなく、都市部の線路脇や公園などでもその姿が見られる。チョウはどこで生まれるのか? 何を食べて育つのか? その生態を調べたり、体の変化を観察したりする方法など、身近なチョウのことが詳しく学べる一冊。幻の大蝶「ブータンシボリアゲハ」のイラストも初めて図鑑に登場!
公園などの公共緑地で育つチョウ
I.チョウとは/どこで育つのかな?
山でくらすチョウ
街でくらすチョウ
II.多様なチョウの色と形/温暖化や都市化でチョウの分布がかわる?
種によって姿形はさまざま
外国のチョウ
III.体のつくり/チョウとガは何がちがうの?
チョウは完全変態の昆虫
幼虫・サナギ・成虫の保護色と擬態
IV.飼育と観察で見えてくる生態/公共緑地にほしい植物は何?
室内で飼う・室外で飼う
卵からサナギまでの成長
羽化、チョウへの変態
交尾・産卵/外来種は、最後まで飼う
V.人間とのかかわり/チョウは採集され、幼虫は害虫として駆除される?
バタフライガーデンの維持/屋上やベランダでの身近な緑化
注意すべき種
カイコのように絹糸を作るガ
身近な生息種を知り、地域に命をつなげる環境を保全しよう
チョウがくらす環境は人に安全な環境!
さくいん
総監修・監修のことば
あとがき・謝辞
参考文献
【著者紹介】
博物画家、図鑑作家、環境教育アドバイザー、グラフィックデザイナー。博物画の製作・普及などを行うアトリエモレリを主宰、ボランティアグループ「緑と子どもとホタルの会」代表。東京で育ち、幼少のころより生物相の豊かな生態系を目の当たりにし、植物や昆虫に関心を持つ。1966年頃から書籍作りや執筆業を手がけ、99年に作った手製の本『アゲハの飛んだ日』がきっかけで図鑑作家となる。著書に、『カメちゃんおいで 手の鳴るほうへ(共著)』(講談社)、『ドキドキワクワク生き物飼育教室』シリーズ(リブリオ出版)、『未来につなごう身近ないのち』(くろしお出版)など。