出版社内容情報
言語とは何か、社会と言語と人間はどのように関わっているのか。ポップカルチャーやスポーツなど文化に関わる例を数多く収録、そこから言語と文化のつながりを探る。社会言語学・心理言語学・言語人類学の研究成果を平易に解説。
社会言語学、心理言語学、言語人類学、言語、社会
第1章 言語と文化 社会言語学への導入
1. 言葉の仕組み
1.1. 音素・音韻論
1.2. 形態論・形態素論
1.3. 統語論
1.4. 意味論
1.5. 語用論
1.6. ディスコース(談話)分析
1.7. 要約
2. 文化とは何か
2.1. 文化の定義
2.2. 文化化
2.3. 文化化と自己
2.4. 文化的スキーマ・スクリプト
3. 文化研究と言語研究の統合としての社会言語学
3.1. Chomskyの言語学 vs. HymesやLabovに代表される社会言語学
3.2. 異文化間コミュニケーション
4. 生きた言語使用をどう考察するか:言葉の変化(バリエーション)
4.1. 言語の記述方法
4.2. 動詞・形容詞・副詞に見られる「言葉の乱れ」
4.3. 「言葉の乱れ」が古い表現なのか新しい表現なのか
4.4. 曖昧表現
4.5. 言葉の動き
4.6. 社会言語学で取り扱う諸様相
第2章 文化と言語 言語相対性仮説(認知意味論の立場から)
1. 生まれか育ちか:普遍性と固有性
1.1. 生得的・先天的 vs. 学習・後天的
1.2. 知能指数が何を意味するのか: 知能(IQ)テストの包含する問題
1.3. 要約
2. 言語普遍性と言語固有性
2.1. 言語固有性:翻訳で生じるさまざまな問題
2.2. 言語固有性:主語の問題
2.3. 言語普遍性
2.4. 言語普遍性:認知意味論の立場から
3. 社会心理学における普遍性の研究
3.1. Ludwig Wittgenstein:家族的類似性
3.2. 階層分類
3.3. プロトタイプ理論
3.4. 色彩分類
3.5. 認知意味論の要約
4. 言語固有性:言語相対性仮説
内容説明
言語とは何なのか、社会と言語、人間と言語はどのように関わっているのか―ポップカルチャーやスポーツなど文化に関わる親しみやすい具体例を数多く収録し、そこから文化と言語のつながりを探る。社会言語学・心理言語学・言語人類学の研究成果をわかりやすく解説。
目次
第1章 言語と文化:社会言語学への導入
第2章 文化と言語:言語相対性仮説(認知意味論の立場から)
第3章 丁寧表現、敬語における普遍性と言語固有性:待遇表現(social deixis)としてのポライトネスとポライトネス行動(語用論)
第4章 言語内変異:言葉の変化と方言・地方語(言語地理学・方言地理学)
第5章 言語内変異:方言、社会階級差、性差(クリティカル言語学)
第6章 言語と発達(発達心理言語学の立場から)
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なっちょん
歩く配慮事項さん
ゆみの