出版社内容情報
日本語名詞修飾節の習得プロセスを記述・分析した結果をまとめた。関係節に相当する構造を中心に、第一言語(母語)・第二言語双方の習得プロセスを、類型論的アプローチを採用し、包括的に論じる。
内容説明
本書は、日本語名詞修飾節の習得プロセスを記述・分析した結果をまとめたものである。関係節に相当する構造を中心に、第一言語(母語)・第二言語の双方の習得プロセスを、形式と意味・機能の双方の観点から記述・分析し、日本語の名詞修飾節習得プロセスを包括的に論じている。また、「日本語では、こうなる」ということにとどまらせず、言語習得プロセスが類型論的特徴にどのように影響されるかを分析する「類型論的アプローチ(typological approach)」をとった。
目次
第1章 問題のありか
第2章 日本語の名詞修飾節の構造
第3章 名詞修飾節の習得に関する先行研究
第4章 研究の枠組み
第5章 研究1:L1習得研究
第6章 研究2:L2習得研究
第7章 総合的考察
第8章 おわりに今後の課題と日本語教育への示唆
著者等紹介
大関浩美[オオゼキヒロミ]
早稲田大学第一文学部卒業。お茶の水女子大学人間文化研究科博士前期、後期課程修了。博士(人文科学)。専門は第二言語習得。現在、東京大学留学生センター特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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