出版社内容情報
前作「文法と音声」が好評につき、またあらたに最新の研究成果をまとめた一冊。杉藤美代子・窪薗晴夫・金水敏・片桐恭弘・定延利之・森山卓郎・Nick Campbellほか
内容説明
話し言葉の生成の背後には文法があり、文法には意味が関連をもち、それらには音声の韻律が深くかかわっています。本書では各研究者が様々な角度からこれを追求しています。
目次
第1部 談話と音声(自然な談話における「繰り返し応答」のパタンとタイミング;対話における繰り返し応答の韻律と機能 ほか)
第2部 韻律の記述(韻律解釈における基本単位―音声文法構築へ向けて;曖昧な節境界決定における潜在的な韻律の役割 ほか)
第3部 語とアクセント(アクセントを合成するとは何をどうする行動か;大阪方言の特殊拍アクセントについて―『大阪・東京アクセント音声辞典CD‐ROM』による ほか)
第4部 うたと音節(歌謡におけるモーラと音節;日本語の音節と4拍のテンプレート―川柳とプロ野球声援における「字余り」の分析 ほか)