出版社内容情報
日本語文法全体を眺める作業をツアーに例え、著者自らがガイドになり、各名所を解説。学問的にも優れた日本語の啓蒙書。小社刊『基礎日本語文法』と併読することにより、より理解が深まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
8
どこかで言及されていたから手に取った本。最近、健忘症でどこだったか忘れてしまった。国語でなく日本語としている点から語学学習者向けだと推測。英語圏の日本語学習者には正直難解だと感じる。逆に日本人の英語学習者にしても、頷く箇所は多々あるが、今一つ伝播力が弱い。何でだろう。例えば、英語の対比があったら、分かりやすく、もっと伝わったような気がする。また、筆者お薦めの「基礎日本語文法」と併読であれば、また違った感想だったのかもしれない。教材として使えないかなと思って読んだが、残念ながら今一つ。後半流し読み読了。2022/01/06
K.iz
4
「なるほど」と思う話題が結構多くて面白かったです。構成は、文法の概略と詳細に取り上げる話題とのバランスが良くて読みやすかったです。2014/07/02
mochi_u
3
日本語文法の観光名所を24週をかけてまわろうという本です。文に構造からはじまり、敬語や男女差まで盛りだくさんの内容でした。「は」が提題助詞だとか、指示詞や判定詞、形容詞の分類のあたり、なるほど、と頷いてしまいます。楽しみながら文法について触れることができました。国文法の本ではありませんのでご注意ください。ツアーの間に宿題がでるのですが、答え合わせはありませんので、副読本としてあげられている『基礎日本語文法・改訂版』を一緒に読まれることをお勧めします。2017/09/29
osa_k
2
日本語の文法構造を分かりやすく解説している本。文章は読みやすいので電車の中でも読めるくらいだけど、ちゃんと理解しようとするならノート取りながら読んだほうが良いと思う。2012/07/17
よーま
1
ガイドブックと併読。文法の旅の見所が詰まった良いツアーだった。2017/12/27