内容説明
天然歯の表面には、さまざまな性状があり、それらを表現することは、天然歯のもつ質感を表現するために、もっともたいせつである。表現方法は、各種セラミック材料およびセラミストにより千差万別の築盛方法が考えられるはずである。天然歯の質感を持った、色彩表現・形態表現で大切なことは、天然歯の形態・層の構成を知り、光によりさまざまに変化する天然歯色彩を観察し、熟知することであると考える。
目次
第1章 歯牙形態(隆線の走行の違いによる、さまざまな形態と表面性状;歯牙形態を形成する4カ所のピークポイント)
第2章 天然歯色彩(天然歯の色彩を構成する象牙質とエナメル質の層構成と層形態;エナメル質、象牙質の不思議;セラミッククラウンにおける色彩表現)
第3章 スマイルライン
第4章 クリニカルケース