内容説明
いま、日本の食材が危機にさらされている―。ユネスコの無形文化遺産に登録された和食。しかし、環境変化や開発により、さまざまな食材が激減している。食材の現状と資源保護への取り組みを現地で直接目にした元新聞記者が、危機に瀕する食材の今を描く。
目次
失われゆく干潟の恵み(干潟の減少とアサリ;汽水域の変化で減少するシジミ ほか)
海と山がつなぐ恵み(豊かな森と海がつくるカツオ節;品種が変わるシイタケ ほか)
食卓に迫る危機(激減するウナギ;始まったウナギの資源管理 ほか)
諌早湾干拓事業にみる食材激減の現場(潮受け堤防閉め切りとその後の経過;干拓地での農業の実態 ほか)
共生への道を探る(生き物認証制度;トキとコウノトリが保証する安全 ほか)
著者等紹介
三輪節生[ミワセツオ]
1946年熊本県生まれ。1971年東京外国語大学ロシヤ語学科卒業後、朝日新聞社に入社。主に九州・山口の朝日新聞西部本社管内で勤務。このうち、1996年から1999年までは諌早通信局(当時)に勤務。国営諌早湾干拓事業の取材を担当した。60歳の定年退職後も契約社員として勤務。2013年8月に退職。日本自然保護協会自然観察指導員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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