内容説明
ペリー来航から明治維新へ。時代の波にのみ込まれながらも、確かな足跡を残した福岡県内の諸藩。廃藩置県に至るまでの動向や人物にスポットを当て、激動期の福岡県の姿を明らかにする。
目次
福岡藩(福岡藩の概要;黒田長溥の襲封と黒船来航;「尊皇攘夷」と「公武合体」 ほか)
小倉藩(小倉藩の概要;白黒騒動;幕末の小倉藩主たち ほか)
久留米藩(久留米藩の概要;頼永の藩政改革と天保学連;真木和泉守の尊王運動と終焉 ほか)
柳川藩(柳川藩の概要;藩主立花鑑寛と家老立花壱岐;安政の改革 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ohe Hiroyuki
2
福岡県にある4藩とその周辺の江戸から明治維新初期にかけての概説本である。▼カラー印刷で、図表も多く読みやすい。幕末史を調べるにあたっての手がかりとするのにちょうどよいボリュームの本である。▼4藩の藩主は黒田家、小笠原家(細川家)、有馬家、立花家と戦国時代に名をはせた者たちであり、この九州北部の実力を強く感じるところである。2021/12/01
きさらぎ
2
福岡・小倉・久留米・柳川の幕末維新史。北部九州に行く機会が増えたので、さすがにそろそろ断片知識を整理したくなって、旅行に行った際に郷土史コーナーで購入。中身が正確なのかは判らないが面白かった。黒田長溥の評価が何となく微妙すぎるというか揺れ動いているのが伝わってきて中々に複雑だな福岡。って感じ。久留米(小郡)の高松凌雲兄弟とか興味深かったし、柳川の立花壱岐とかホントかよって思ってしまったぐらい中々に面白すぎた(笑)小倉藩も中々にフクザツなようで、多分色んな視点があり得るんだろうなあ、と思った。2015/09/22
Masataka Sakai
0
地元にも深い歴史がありますね2017/11/22
HITO
0
幕末維新に特化した一冊。福岡、小倉、柳川、久留米四藩について詳しく書かれた良書2018/02/02
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