内容説明
「お蔭参り」や「抜け参り」など、江戸期に爆発的に増えた伊勢への参詣者。彼らはどのように伊勢に参ったのだろうか―。北部九州に残る参宮日記を繙き、参宮の旅程、立ち寄った場所など、当時の旅の様子を明らかにする。
目次
第1章 伊勢参宮と御師(御師と参宮;御師と檀家;御師の縄張と株 ほか)
第2章 豊後の伊勢参宮(三浦梅園の「東遊草」;梅園の敬神・尊皇の一端;日田郡内河野村庄屋の参宮 ほか)
第3章 筑後の伊勢参宮(八女郡福嶋よりの参宮;浮羽郡須川村よりの参宮)
第4章 日向の伊勢参宮(伊勢参宮と西国巡礼;田原村庄屋の伊勢参宮;幕末、田原村庄屋の伊勢参宮)
第5章 肥前の伊勢参宮(「伊勢参宮宮并大和巡り道中記」;陶器の里、伊万里よりの伊勢参宮)
第6章 江戸の旅(旅の心得;旅の道具;旅籠代・そば代・船賃などの諸経費)
著者等紹介
甲斐素純[カイモトズミ]
1952年、大分県生まれ。皇學館大学文学部国史学科卒業。現在、宝八幡宮宮司、行政相談委員、玖珠郡史談会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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