内容説明
世界遺産暫定リスト登録「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」その構成資産を中心に34の教会堂を写し取る。西海の豊かな自然に溶け込む教会堂とそこに秘められた祈りの物語。
著者等紹介
木下陽一[キノシタヨウイチ]
1932年、福岡市天神で生まれる。福岡大学商学部卒業。写真家。公益社団法人福岡県美術協会理事を4期12年間務める。福岡市美術連盟理事を経て、現在NHK福岡文化センター写真講座「木下陽一の写真塾」講師、アクロス福岡文化誌編纂委員(表紙カバーなどの写真を担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
362
木下陽一撮影による大判の写真集。いずれも鮮やかであるばかりか、教会堂の持つ敬虔な風情までが伝わってくるようだ。長崎の、とあるがこれらの教会群は五島列島のものは当然として、他のものも全て海沿いに建てられている。地図を見れば明らかだが、いたって偏在しているのである。理由の一つが、これらの教会の建造の大多数は鉄川与助によるからである。彼は大工の棟梁の家に生まれたが、ペール神父やド・ロ神父の教えを受けてヴォールトの構造なども学び、これらを建てたのである。表紙の写真もその一つの「旧野首教会堂」(野崎島)である。⇒2022/08/07
deerglove
3
世界遺産登録が取り沙汰される遥か前から長崎の教会群の取材や撮影を続けてこられた木下氏。静かに佇む美しい教会に寄り添って、困難な歴史や信徒の想いを丁寧に取り上げていらっしゃいます。特徴のある教会建築はもちろんのこと、海辺の景色の美しさには嘆息するばかり2015/06/06
SK
1
184*教会以外の風景も、一部含まれる。33軒の教会。1軒ごとの写真が2点程度なので、ちょっと物足りない。2017/07/04
Yanda≒刹羅
0
長崎、また行きたいな。2014/04/23
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- 和書
- 長谷寺小池坊能化列伝