内容説明
キリシタン大名有馬晴信は、なぜ「死罪」をいとわなかったのか。セミナリヨの設置、天正遣欧少年使節などイエズス会の日本での展開に献身的な支援を捧げた有馬晴信。デウス号への攻撃、岡本大八を介した贈収賄事件、幕府からの「死罪」の宣告。謎にみちた有馬晴信の行動を、イエズス会との関係で解き明かす。
目次
序章 没後四百年(初鹿野に逝く;有馬家第十三代晴信 ほか)
第1章 神の戦士・有馬晴信(有馬晴信の信仰事績;沖田畷戦で人生観を確立 ほか)
第2章 一味同心・岡本大八事件(岡本大八事件の真相;演出されたデウス号事件)
第3章 晴信に見るキリシタン信仰の世界(武士道的キリシタン信仰;偏諱的意味を持った洗礼・堅信名 ほか)
終章 日野江の祈り(晴信を支えた夫人ジュスタと義母マリア;イグナシオの祝祭と晴信の墓地 ほか)
著者等紹介
宮本次人[ミヤモトツギト]
1951年生まれ。鳥取大学農学部農学科応用昆虫学専攻中途退学。株式会社島原新聞社記者。島原市文化財保護審議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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