内容説明
廃藩置県の後、藩学修猷館は、旧藩主黒田長溥や彼の意を受けた金子堅太郎、隈本有尚などにより、英語専修修猷館として再建される―。当時の教師や教科書、教授法などを探り、明治期の英語教育の実態を解明する。
目次
序章 明治期修猷館生徒の英語力
第1章 明治期修猷館の教育理念と学科課程(藩校から中学修猷館へ;3人の功労者 ほか)
第2章 明治期の英語教授法(「正則」を理想とした英語教授法;夏目漱石の佐賀、福岡二県尋常中学授業参観 ほか)
第3章 明治期修猷館の英語教師(ゼ・イラー・ジョンス;杉森此馬 ほか)
第4章 明治期修猷館の英語教材(英語専修時代;中学修猷館時代 ほか)
著者等紹介
安部規子[アベノリコ]
広島大学大学院教育学研究科修了、博士(教育学)。福岡県立高等学校英語教員を経て、有明工業高等専門学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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