内容説明
日常診療の脈診データから、脈の診察方法を体系的・論理的に見直して解説。“新・臨床中医学”の考え方に基づいて、臨床症状、所見、舌診、脈診を統計的に検討し、いろいろな脈の病理状態を明らかにした。臨床で治療した症例を掲げ、脈との関係をわかりやすく説明。治療前後のデータから、同じように出現した異常な脈の個数により症状の軽重を定量化できるような考案を提唱し、脈診に基づく治療効果の評価に役立つようにした。脈診の臨床診断ポイントをデータとして蓄積するためのカルテを掲載。
目次
第1章 概論(脈診と人体臓腑との関係;脈の診察法 ほか)
第2章 総論(脈診の分析図;正常な脈 ほか)
第3章 脈の分析(浮・沈脈;数・遅脈 ほか)
第4章 臨床症例(浮・沈脈;数・遅脈 ほか)
第5章 診断ポイント(働き;栄養 ほか)
著者等紹介
陳勇[チンユウ]
1962年中華人民共和国江西省永新県に生まれる。1981年江西省医学院吉安分院卒業。1981年江西省永新県人民医院中医師(1992年より講師)。1993~95年九州大学医学部外国人研究員。1995年福岡大学大学院体育学研究科入学(スポーツ医学専攻、1997年卒業)。1997年福岡大学外国人研究員。1998~2008年鍼灸の専門学校講師。2009年~福岡天神医療リハビリ専門学校鍼灸科講師。2009年~こころ医療福祉専門学校(長崎市)鍼灸科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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