内容説明
言葉は社会共有の財産であり、もはや日本語も日本人だけの言語ではない。世界の誰もが学びやすく、読み書きしやすいように、とりわけ日本語を難しくしている人名・地名だけでも簡素化できないだろうか―。新たな「言文一致」へ向けて。
目次
第1章 日本の固有名詞
第2章 日本語と漢字
第3章 外国人と日本語
第4章 漢字圏の言語表記
第5章 アジアのローマ字圏
終章 固有名詞はどこへ行く
付録 二〇〇九年現在、人名に使用できる漢字
著者等紹介
坂田卓雄[サカタタクオ]
1938年、佐賀県生まれ。61年、早稲田大学第一文学部卒業。同年、テレビ西日本入社、報道記者・デスク、番組ディレクター・プロデューサー、報道局主幹を務める。2001年、福岡女学院大学勤務・人文学部教授。2006年、退職。福岡市在住。主なドキュメンタリー番組作品:『南方特別留学生の軌跡』(日本民間放送連盟最優秀賞)、『はるかなるクワイ河―対緬鉄道はいまも』(地方の時代賞)、『祖国へ―スイスからの緊急暗号電』(文化庁芸術作品賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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