内容説明
ケンペル、ツュンベリー、シーボルトが残した日記・文献から浮かびあがるニッポン。風俗、産業、宗教観、日本人との交流…。江戸の日本人は「勤勉」、「親切」だったか。シーボルト・コレクション他貴重図版280点収録。
目次
第1章 フロイスの時代と出島(フロイスが見た日本;出島の中のオランダ人たち)
第2章 九州を歩いたヨーロッパ人(長崎から佐賀まで;轟木から山家、柳川から山家まで;冷水峠から小倉まで;ケンペルとシーボルトの下関)
第3章 江戸のニッポン(ヨーロッパ人と日本の茶;日本の捕鯨業;ヨーロッパ人の日本人観;西洋人が見た日本の宗教;九州の蘭癖大名たち;遊女とその子どもたち)
第4章 地図をめぐって(ケンペルの「世界図」とヨーロッパの地理学;日本図の変遷とケンペル・伊能・シーボルト;伊能忠敬、福岡を測る)
付章 福岡とシーボルト(なぜ、福岡県立図書館にシーボルトがあるのか;九州大学が大正一五年に購入した未製本『日本』)
著者等紹介
宮崎克則[ミヤザキカツノリ]
1959年、佐賀県唐津市生まれ。九州大学(総合研究博物館)准教授、文学博士。福岡市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。