内容説明
多々良に秘められた日本の鉄の起源。製鉄の歴史を辿って、福岡の多々良川流域から、出雲、イギリスへ。鉄をめぐる古代戦争、たたら製鉄や日本刀の製法、河童や八俣の大蛇伝説まで、最も身近な金属―鉄の世界。
目次
第1章 鉄を探る(多々良川河口に立つ;玄界灘を渡って;神功皇后と鉄;筑紫君磐井の乱;観世音寺の梵鐘 ほか)
第2章 鉄を知る(たたらの地名;鉄との因縁;鉄を考える;鉄の伝来;たたら製鉄法 ほか)
付 鉄を究める―若干の実験より
著者等紹介
田中天[タナカヒロシ]
昭和27(1952)年、鹿児島県に生まれる。大学卒業後、昭和52年に福岡県高等学校教諭となる。福岡県立筑豊工業高等学校、同香椎工業高等学校などを経て、現在、同福岡工業高等学校に勤務。産業考古学会会員。福岡市東区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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