内容説明
教師になる夢―。造船所で働きながら学校を卒業し上京。小学校の代用教員となった矢先の召集令状。満州、そしてシベリアでの強制労働。復員後、僻地校に赴任。著者たちの大正、昭和、平成…。
目次
序章 迎春花
第1章 長崎、福岡、そして東京
第2章 戦争へ
第3章 シベリア抑留
第4章 ダモイ
第5章 教壇に立つ
終章 それから
著者等紹介
貞刈惣一郎[サダカリソウイチロウ]
大正8(1919)年、長崎県に生まれる。昭和16(1941)年、召集され満州へ。昭和20年、シベリア抑留。昭和23年、帰国。福岡青年師範学校を経て矢部村立矢部中学校、福岡県立久留米聾学校、若松高校(定時制)、福岡高校(定時制)で教鞭をとる。昭和45年、自宅に筑紫児童図書館を開設。平成14(2002)年、太宰府市民文化功労賞を受賞。平成16年、佐賀大学大学院修士課程修了。平成17年、大宰府を中心とした史跡解説ボランティアの案内数が1万団体となる
貞刈みどり[サダカリミドリ]
昭和5年、福岡県に生まれる。昭和56年、毎日ペングループ(福岡)の会員になる。昭和59年、短歌誌「朔日」の会員となる。平成7年、毎日新聞はがき随筆年間大賞受賞、平成16年、国民文化祭短歌部門特選などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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