内容説明
花に託してきた人生の喜びと悲しみ。そしていまその花々は、あたたかさだけを湛えて咲きつづける―。友人、家族、戦争、そして母。思い出の数々に、花の切り絵を添えたエッセイ集。
目次
水のおもて(玉屋デパート;菜の花;春のにおい ほか)
木もれび(アゲハチョウ;喜びの花;アサリ貝 ほか)
露しぐれ(秋草;綿の花;石蕗の花 ほか)
著者等紹介
貞刈みどり[サダカリミドリ]
1930(昭和5)年、福岡県に生まれる。1970年、夫と共に筑紫児童図書館を開設。1981年、毎日ペングループ(福岡)の会員になり、1994年、短歌誌「朔日」の会員になる。1984年、「あすのふるさとを考える」準毎日新聞郷土提言賞を受賞。1995年、毎日新聞はがき随筆年間大賞受賞
戸田幸一[トダコウイチ]
1948(昭和23)年、福岡市に生まれる。1984年、水野順功氏に切り絵を師事。1986年、福岡を中心とした切り絵の創作を開始。九州、山口を中心に、「さんさんネット」(朝日新聞西部版、)フロントに切り絵連載。1999年、1月より読売新聞日曜版に「うた物語」切り絵挿絵連載。2000年、4月より朝日新聞「忘れないあの言葉」切り絵挿絵連載。2002年、4月より佐賀新聞「まつら点描」水彩画連載。ほか、福岡県のみならず、アメリカやオランダなどでも個展を開催。岩田屋コミュニティカレッジ切り絵美術講座講師。塩原切り絵の会主宰。日本きりえ協会・福岡きりえ同好会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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