内容説明
この画集は著者が二十三歳で海軍のとき、ビルマのいちばん南にあるメルギーという島で終戦になり、日本へ帰れるかどうかわからない収容生活の一年間に現地で画いたものです。
目次
まぼろしのビルマ・スケッチ(青木秀)
緬甸―西島伊三雄二等水兵スケッチ
敗戦から引揚げまでのビルマのスケッチ(西島伊三雄)
もう一つの絵画世界―西島伊三雄のビルマ・スケッチ(谷口治達)
西島先生との一期一会―ビルマのスケッチを見た日(長谷川法世)
父・伊三雄にかわってすんまっせん(西島雅幸)
著者等紹介
西島伊三雄[ニシジマイサオ]
1923年福岡市に生まれる。1936年御供所尋常小学校卒業。1938年福岡男子高等小学校卒業。1942年朝日広告社に入社。1943年佐世保第一海兵団に入団。1947年フリーデザイナーとして独立。1951年二科会商業美術部創立と同時に出品、特待賞受賞。1955年二科会員、審査員になる。1960ゼンチンで開催の世界観光ポスターコンクールで最優秀賞受賞。1961年第一回全日本観光ポスターコンクール最優秀賞受賞。1965年全日本観光ポスターコンクールで大臣賞、金賞、銀賞を受賞。1966年大阪万国博シンボルマーク制作者に指名され一位を獲得したが再選となる。ナショナル冷蔵庫ドアデザイン全国コンペ特選受賞。1978年福岡市文化賞受賞。西日本文化賞受賞。1989年福岡県教育文化功労賞受賞。2000年勲五等双光旭日章を受章。2001年9月30日逝去、享年78歳。福岡市文化特別栄誉賞受賞。2003年九州エネルギー館 に「西島伊三雄童画の世界」常設展示。福岡文化連盟理事長、博多町人文化連盟理事長、九州グラフィックデザイン協会会長、日本デザイナー学院九州校校長、博多町家ふるさと館館長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



