内容説明
政治・宗教・文芸が一体であった中世社会―。平安期から江戸前期まで、大宰府天満宮安楽寺、鎮西探題、九州探題、大内・大友・島津氏などを主題に据え、政治史の展開に即しながら九州文化史を体系的に叙述した川添史学の決定版。
目次
政治・宗教・文芸
大宰府の宮廷文化
神祇文芸と鎮西探題歌壇
蒙古襲来と中世文芸
今川了俊の教養形成
九州探題今川了俊の文芸活動
連歌師朝山梵灯の政治活動
巡歴の歌人正広と受容層
宗祇の見た九州
永正期前後の九州文芸の展開
大宰大弐大内義隆
高橋紹運・岩屋城合戦小考
『高橋(紹運)記』をめぐる諸問題
岩屋城合戦関係軍記
貝原益軒の菅原道真・大宰府天満宮研究
著者等紹介
川添昭二[カワゾエショウジ]
1927年3月10日、佐賀県に生まれる。1952年3月、九州大学文学部史学科(国史)卒業。1969年1月、九州大学文学部助教授。1975年8月、九州大学文学部教授。1990年4月、福岡大学人文学部教授(1997年3月まで)。現在、九州大学名誉教授、文学博士
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