内容説明
古代においては畿内地方の動向と一体になり、その文化を敏感に摂取していた九州西瀬戸地域。地名の語源を探究し、史料をもとに部民制や県・屯倉、荘園制を考察、古代史の大きな流れをとらえる視点を模索した論文集。
目次
地名の語源から見た古代の東九州(「豊国」の語源と豊国造;大分の語源と大分君;賀茂御厨木津と豊後国杵築;別府と豊後国石垣荘弁分)
史料に見る古代の九州西瀬戸(九州地方の山部;豊国の桑原屯倉;豊後国直入郷と領家清凉寺;大神氏と佐伯氏)
古代の豊前と耶馬渓(大化前代の豊国;律令体制の成立;律令体制の動揺;宇佐氏の発展と下毛荘)
著者等紹介
森猛[モリタケシ]
1945年、宮崎県に生まれる。古代・中世の政治史を中心に幅広く日本史を研究、傍ら地名の研究にも努めている。平成13年から、おおいた歴史を学ぶ会講師
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