内容説明
信念を貫いた父と息子の物語。日本の敗戦後、朝鮮半島から引き揚げてきて急死した父。あとに残された膨大な遺稿を、30年に及ぶ苦闘の末、ついに刊行させた息子の不屈の半生を描く。
目次
遺稿発見(父の死;遺稿発見 ほか)
遺稿の運命(出版へ向けて;時の経過 ほか)
希望の光を求めて(暗中模索;閉ざされた希望 ほか)
出版への胎動(飯沼先生との出会い;遺稿調査 ほか)
三十年目の結実(進まない校正;作業の進展 ほか)
著者等紹介
高橋甲四郎[タカハシコウシロウ]
1925年、朝鮮京畿道生まれ。1947年、明治工業専門学校(現・九州工業大学)機械工学科卒業。以後、福岡・佐賀県の公立中学校、県立高等学校にて数学科を担当、1986年、福岡県立八女高等学校を最後に定年退職。その後1999年まで高等学校の非常勤講師を勤める
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