内容説明
戦後俳壇に彗星のごとく現れ、虚子をして「曩に茅舎を失ひ今は朱鳥を得た」と言わしめた野見山朱鳥。客観写生を徹底させたその独自の生命観は、『全句集』に結実した俳句のみならず、彩り豊かな油彩画、俳趣溢れる水墨画や版画などにも貫かれている。人生の悲哀や苦悩と向き合い、火のような詩心をもって永遠なるものを憧れ求めた魂―。福岡の俳壇に巨大な足跡を残した野見山朱鳥の作品を一書に精選した俳句・絵画作品集。
目次
油彩・水彩・水墨画
軸・色紙・短冊
木版画
自筆俳句折帖
朱鳥250句
朱鳥の短歌
随筆
句日記より
野見山朱鳥年譜
没後三十年に寄せて
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- 和書
- 英和対訳キリストの生涯