内容説明
古代の大宰府は、国際政治都市としての華やかさに包まれ、政治的にも経済的にも九州を統括する役割を担っていた。そこはまた、万葉の歌人が行き交い、寺院が甍をきそう文化都市でもあった。その中心として、西海道諸寺の僧統をつかさどったのが、“府の大寺”観世音寺である。これらを舞台にすえ、発掘された数々の史資料をもとに、古代九州・筑紫の姿を描く。
目次
内政と外交の府・大宰府
西日本の古代山城
西海道の古代寺院
府の大寺・観世音寺
発掘された文字情報
銅銭と下駄
記録された大宰府
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- 和書
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