感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
68
日本キリスト教会大森教会での講演とその後のフリートークを収録した一冊。壮絶な沖縄戦を潜り抜けたお母様の信仰や、同志社大学神学部でのフロマートカとの出会いに加え、佐藤さんご自身の信仰告白など、打ち解けた雰囲気での踏み込んだお話が興味深い。日本におけるキリスト教の土着化に対する問題提起もなされている。後半の質疑やフリートークは、如何にも日本キリスト教会の生真面目な雰囲気満載で面白い。現在は日本基督教団に属する佐藤さんだが、「私の自己意識としては、今でも長老派」と仰っているのは、強ちリップサービスではあるまい。2021/01/18
みち
24
面白かったー。日本キリスト教会、大森教会での講演の記録。今までなかったくらい、佐藤さんの信仰や教会に対する考え方が書かれてあります。それだけでなく、多岐に渡るお話もあり、勉強になる事が沢山ありました。毎日聖書を読み祈る。真似したいです。2020/12/30
Happy Like a Honeybee
11
型破りとデタラメの違い。ドイツとフランスにおける大学改革。日本にはイスラム系移民が増加していくのか。佐藤氏が免職になった経緯など、意外な本音が吐露しているのが印象的だ。2016/10/08
ゆうきなかもと
7
かなり限られた読者を対象に書かれたような本だが、引き込まれるような面白さがあった。2017/04/30
Viola
4
大森教会での講演と、同じ系列のキリスト者との座談会、聴衆からの質疑応答の記録。キリスト教徒に向けての講演が前提なので、著者自身の信仰と日本の教会の現状や展望がストレートに語られていて興味深い。たいへん信仰深い人であることがわかる。今、著者の本を無性に読みたいので、しばらく追っかける。2017/04/04